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お客様にホームシアターを提案したい! でも、どう進めてよいか解らない、、、という悩みを持つ、建築家・設計士に向けた「ホームシアター&音響設計セミナー」が、オンキヨー八重洲ビルで開催されました。
主催は、ホームシアターやAVシステムのインストールを行う株式会社JIMリノアと、その施工を行う株式会社コスモプロジェクト。両社によるセミナーの後は、オンキヨー&パイオニアのシアターシステム「マリンシアター」で映画評論家&オーディオ・ビジュアル・ライター 堀切日出晴氏のナビゲートによる、ホームシアターセミナーと立体音響システム「ドルビーアトモス」の体感ツアー。最後には、ライフスタイルネットの運営会社「オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社」による、「マルチゾーン」のデモも行われました。充実のセミナーから一部の内容をご紹介します。 |
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JIMリノア 川嶋隆寛氏より、
ホームシアターのトレンドから、映像配信サービスの対応まで |
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株式会社JIMリノアの川嶋氏は、雑誌「ホームシアターファイル」の元編集長。数々のホームシアター記事を手がけた経験を生かし、AV機器のインストーラーへと転身。すでに30件以上の実績があるそうです。
ホームシアターは専用室からリビングへ。ビルトイン化が進化し、埋込みスピーカーが普及しているとのこと。映画だけではなく、スポーツなどもメインコンテンツとなり、家族で楽しむスタイルが浸透してのだそうです。 |
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| フルハイビジョンの4倍のきめ細かさで表現できる「4Kテレビ」の普及に伴って、「Netflix」をはじめとした、さまざま映像配信サービスが4K対応のコンテンツ配信をスタート。手軽に美しい映像を楽しめる時代となりました。同時に音響も多チャンネル化が進行し、5.1ch放送が定着。「実はテレビのプロ野球中継もサラウンドで楽しめる時代なのです!」と川嶋氏。これを活かすためにも、新築やリフォームの設計の際に、インターネット回線やAV機器の配線をすっきりと埋め込む設計が求められているとのこと。川嶋氏の経験から、現場で起こりうる問題なども提示され、より具体的な内容となりました。 |
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株式会社コスモプロジェクト坂本拓人氏より、
商業空間のAVシステムのトレンドについて |
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株式会社JIMリノアが手がけるシステム設計の施工を行う、株式会社コスモプロジェクトの坂本拓人氏からは、商業空間のAVシステムのトレンドについて。大型業務用のモニターも4Kモデルが中心となり、モニターも多様化しています。インテリアに馴染む、ミラーディスプレイ「GLAS LUCE」も注目されているそう。
音響はコンテンツの多様化に伴い、有線放送中心から、CD、ネットラジオ、iPod、ハイレゾ音源へとシフト。音質もPAのようなしっかりしたものから、包み込むようなものが好まれる傾向があるそう。こういった流れもあり、大掛かりな業務用機器だけではなく、民生機も取り入れてAVシステムを構築をする商業施設が増えています。コスモプロジェクトが施工を担当した、青山の「B&B Italia」でも民生機を多く取り入れたシステムとなっているとのことでした。 |
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堀切 日出晴氏による、ホームシアターセミナー&体感ツアー
映像は「4Kテレビ」、音は「立体音響」がキーワード! |
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| 後半は地下のシアタールーム「マリンシアター」へ移動し、映画番長しても名高い映画評論家&オーディオ・ビジュアルライター 堀切日出晴氏による、最新ホームシアターセミナー&体感ツアー。時代とともに変わりゆく、ホームシアターのトレンドについて、堀切氏の軽快な語り口で展開していきます。 |
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注目は、リビングの中心となるテレビ。今話題の「4Kテレビ」が、昨年から価格がぐっと下がり、家電量販店では平均20万円を下回ったことから普及が加速し、販売台数の半数は50インチ以上と大型化しているそう。 (2016年2月現在)
4Kは2Kと比べて画素のサイズが4分の1ときめ細やか。そのため、 画面サイズを大きくしても画素が粗くならならずくっきり鮮鋭な画質が得られるため、4K鑑賞では可能な限り大画面を導入し、いままでよりも近づいた位置での視聴が推奨されています。目覚ましい画質の進化、4Kソフトコンテンツの増加、2K映像の高品位な再現も普及するキッカケとなっているようです。 |
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音響は、音に位置情報と時間情報が付加し、まるで空間に音があるかのような効果をもたらす技術「オブジェクトオーディオ」を採用した「ドルビーアトモス」「DTS:X」などの立体音響のコンテンツがどんどん増えていることにフォーカス。「スターウォーズ」「マッドマックス」「ミッションイン:ポッシブル」などの人気タイトルにも採用され、対応した映画館やホームシアターで楽しむことが出来ます。
画像は、ドルビーアトモスのデモディスクから「Leaf」のデモストレーション(4K映像は150インチ・スクリーンに投影)。 葉っぱが木から落ち、風にあおられながら舞い降りる様子が、立体音響で解りやすく感じとることができるコンテンツです。体感してより参加者の方々の理解度が高まったようでした。
ドルビーアトモスが解りやすく表現されたページもあるので、是非ご覧ください。
見えないものまで見えてくる!音には「空間をつくる能力」があるんです 
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オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンから、
インストール専用ブランド「Integra」のAVレシーバーを使用した
マルチゾーンのデモストレーション |
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ひとつの音楽を、リビングや寝室、庭先などで同時に楽しむマルチゾーン。つまり、AVレシーバーのある部屋のスピーカーの他に、別な部屋にもスピーカーを設置して再生している状況をさします。これには、対応したAVレシーバーが必要となります。
今回は、さらに進化した「リビングのテレビで映像を流しながら、映像とは別の音楽を聴いて、庭先ではまた違う音楽を楽しむ」というマルチゾーンのデモストレーションを行いました。
登場するのは、インストール専用ブランド「Integra」の「9.2chネットワークAVレシーバー DTR-60.6B」。HDMI、RCA、アナログRCAなど多彩な入出力を持ち、さらに自由度の高いBGV&BGMライフを実現するモデルです。 |
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| テレビ画面の暖炉の映像は、BDプレーヤー「Pioneer / BDPLX88」から。フロントスピーカーから流れる音楽はCDプレーヤー「Onkyo/C7030S」から。このスピーカーはギターブランド「Gibson」から、エレキギター“ギブソン・レスポール”の生みの親であるレスポール氏の生誕100周年を記念して発売された「Gibson les Paul Monitor Speaker LP6C」。インパクトのあるデザインで高音質なことから人気の高いモデルです。 |
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庭先の音を奏でる石のようなスピーカーは、「Speaker Craft / Ruckus5 One Gray」。全天候型で雨風に強く、雪に埋もれない限り音が鳴り続けるタフなプロダクトです。こちらで流れる音楽は、AVレシーバーに接続されたUSBメモリから。
今回はさらに、ミキサー「BEHRINGER / XENYX Q1204USB」と、ワイヤレスマイクシステム「Shure/ SVX288-PG28」を接続し、セミナー登壇者の音声を担いました。AVレシーバーのインプットで、暖炉の映像と音楽・庭先の音楽とマイク放送とを切り替えました。
この複雑なシステムが構築できる、Integra「9.2chネットワークAVレシーバー DTR-60.6B」は、商業施設でも採用されています。 |
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| インストールにおすすめのプロダクト |
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左は、Speaker Craftの「インシーリングスピーカー」。同軸ユニットを動かし、音の方向を決めることができます。サランネットの塗装が可能なので、インテリアにもぴったりフィット。「B&B Italia」では、天井にあわせてグレーに塗装されました。
右は、フランスのスピーカーブランド 「Cabasse(キャバス)」。インテリア性が高く、商業施設でも人気の高いモデルです。 |
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左は、セミナーで登場したLED調光器システム「ルートロン」。その横のパネルは、湿度・ニオイ・吸音等に効果のあるパネル式内装壁材「林薫(りんか)」。住まいに簡単に取り付けることが出来、手軽に空気と音を快適にします。
セミナーの最後は、質疑応答タイム。素朴な疑問から具体的な質問までが投げかけられました。
「小さなことでも、まずはご相談ください」と川嶋氏。AVシステム構築にお悩みの方は、是非お問い合わせください。
お問い合わせ先:株式会社JIMリノア 音空間事業部 川嶋 |
以上、建築家向け「ホームシアター&音響設計セミナー」のレポートでした。
「シアターインストール」を行う、 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社では、今後もこういったセミナー開催に協力してまいります。建築家・設計士のみなさま、機会がありましたら是非ご参加ください。 |
ホームシアター&音響設計セミナー
【開催日】 2016年2月5日(金)、2月6日(土) 各日2回 計4回
【開催場所】 〒141-0031 東京都中央区八重洲2-3-12 オンキヨー八重洲ビル
【主催】 株式会社コスモプロジェクト 、株式会社JIMリノア 
【協力】 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパン株式会社
【参加費】 無料
【募集】 一般社団法人 東京建築士会 ※CPD2単位
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