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コーポラティブハウスとは、入居予定者が組合を結成し、共に家づくりや管理を行う共同組合住宅のこと。いちばんのメリットは自由設計や入居前から生まれるコミュニティと言われています。ワンルームとルーフバルコニーからなるK邸は、都市デザインシステムが企画・設計・コーディネイトしたコーポラティブハウスです。 「同じ集合住宅内に、知らない住民がいないというのは、最大のセキュリティですね。それに、互いに家を行き来したり、ルーフバルコニーでバーベキューパーティを開いたりなど住民間のコミュニケーションは、1世帯だけでは味わうことができない、暮らしの豊かさや人間関係の広がりを楽しめます」(ご主人) コミュニティのある暮らしを満喫するK夫妻と長男・蔵人(クロウド)クンですが、コーポラティブハウスを選んだのは、立地が気に入ったことが最大の理由だったそう。 「長年住み慣れた土地勘のある場所だったことと、この集合住宅のこの部屋の位置で自由設計できる点が良かった。直接ルーフバルコニーに上がれる部屋は、なかなかありませんから」 居室は廊下などの無駄と思われるスペースは設けず、ひと続きのワンルームに。ルーフバルコニーへと続く、中央に設けた階段もスリット状をセレクト。その支柱には規則的に丸い穴を開けたデザインを施し、視線の抜けを追求。仕切りのない開放的な空間とし、南の開口部や階段上のトップライトからの光や風が十分にまわるようにしてあります。 また、もともと愛用していたダイニングテーブルの色を基調に、アイランドキッチンやフローリングの色み、新たに購入する家具などを決めていくことで、室内に統一感をもたせ、繋がり感のある空間を目指しました。 「実は、寝室と蔵人の遊び場とLDKの間に、天井から床までの壁の役割も担う大きな引き戸があるんですよ。普段はあまり使いませんが、リビングの2つのソファのうちのひとつがダブルベッドになるソファベッドなので、お客さまが泊まるときは、引き戸を閉めます。そうすると、リビングがゲストルームになるんです。将来的には、寝室と蔵人のスペースにも壁を簡単に設置できるようにつくっているので、2LDKにする予定です」 リビング、ダイニング、キッチン、寝室などが、家具や階段で曖昧に仕切られ、そして繋がるワンルームのK邸。ルーフバルコニーに繋がる階段も、空への曖昧な境界線のひとつとなっています。居室の中央に設置された軽やかなスリット状の階段は、ルーフバルコニーでの寛ぎのある日常を実現のものに。開放的なワンルームが、空へと伸び続けている印象を受けました。 「ルーフバルコニーには、もっとグリーンを増やしていく予定です」 積極的にグリーン、そして空や景色をもインテリアの一部として楽しむ暮らし。 K邸にとってルーフバルコニーは、家族で寛いだり食事をすれば第2のリビングにもなり、ダイニングにもなる。また、独りで居れば、居室には設けなかった廊下や個室といった役割も果たす。 なくてはならないゆとりの場所なのだと思いました。 |
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