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今回お邪魔したのは、海岸まで徒歩約5分の歴史的建造物もある住宅街に建つ二世帯住宅の息子さん世帯。 生まれ育った土地で家づくりを進めたKさんは、情報機器メーカーのインハウスデザイナー。さまざまな分野のエキスパートとコラボレーションするプロジェクトも行っています。いつもアンテナを張り巡らし、各事業に最適なタレントを検討。また、頻繁に海外へ出向いては、新しい企画を次々と実現。プロフェッショナルとのモノづくりは慣れたものでした。 「家づくりも仕事とまったく同じですよ。最適なプロを見つけ出し、濃密なコミュニケーションを図って、信頼関係を築く。そして、全幅の信頼の元、一任する。 私が思い描く理想の家についてのすべてを伝え、プランを練っていただきました」(Kさん) Kさんは最初に、数多くの建築家のHPをチェック。約50名に絞って、さらに熟考。そして、約10名にメールを送りました。いちばん最適だと思っていたのは、AAプランニングの青木恵美子さんでした。そして、最初に届いたのも青木さんからの返信メールだったそう。 「まず、青木さんが住宅設計のポリシーとしてされている『光と風を感じ 風土になじみ 風景にとける家』にインスピレーションを刺激されました。設計された住宅はどれも開放的で、私が望む住まいのイメージにフィット。インテリアの専門家でもあり、この人ならば、と」(Kさん) 「住宅設計における建築家の仕事は、ライフスタイルを明確に空間化することだと考えています。話し合いを繰り返して、お施主さまの暮らしぶりや憧れの暮らしを深く知ったうえで、具現化を進める。お施主さまの暮らしへの思想を軸にすれば、設計がぶれることはありません。Kさんとは最初からそういった考え方なども共有できていました。また、デザイナーという仕事柄、平面図を見てすぐに3Dをイメージされるので、模型をつくる前からディティールまでわかり合えていました」(青木さん) 初対面後すぐに、「青木さんが描いたコンセプトでOK」とKさんはゴーサイン。青木さんの設計が始まりました。 歴史のある庭を生かすことや趣味のサーフィンをして海から帰って来たときに居室を通らずバスルームへ行ける動線、仕事部屋の設置などゾーニングはすぐに決定。2世帯の中間に位置する吹抜空間は、Kさんの「モノづくりを外へ発信する」デザイナーという職業を大開口、上へ伸びる空間、開放 感ある空間として象徴的に表現し、カラーは全てを映し出す白を基調としました。 「私にとって白と黒はオンの世界の色。リビングのバルセロナ・チェアもオフィスの応接室や美術館で使われることが多い、程よいプレッシャーを感じさせる椅子です。リラックスを最重要視したならば、もっと違うインテリアの方が良かったかもしれません。でも、この心地良い緊張感が良かった。僕が心底リラックスするのは、海の中。週末に2、3時間サーフィンすれば、十分リフレッシュできるんです。家は仕事場と海との中間くらいの寛ぎがあれば良かった。今は仕事が忙しくあまり家に居られませんが、わずかな時間でも、この心地良い緊張感から安らぎを得られています」(Kさん) |
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