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プラズマテレビのあるシーン

建築家・田辺芳生氏が設計した「日本橋の家」 クラブさながらの音と映像を悦楽する住空間

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写 真:中川敦玲
文:長嶋由里子
 

夫妻で、仲間で楽しむリビングシアター

  ご主人の祖父母が住んでいた築約15年のビルへ引っ越すことを決めたS夫妻は、リフォームして、まったく新しい空間にすることを決めました。
そして、西新宿のリビングデザインセンターOZONEに通い、建築家の田辺芳生さんを紹介してもらうことに。インテリアや建築へ造詣の深いご主人と、フランスでインテリアデザインの勉強をした経験を持つ奥様。自分たちの空間に対し、強い思い入れがありました。そこで、自分たちが求める空間についてイメージブックをつくり、田辺さんに提示。意向や嗜好を伝えました。

「話し合いを重ねていくうちに、『自然と人が集まってくるカフェのような空間』といったコンセプトが固まっていきました。そこで、ありきたりの居室にならないように、なるべく仕切りを排除。解放感のある自由度の高い空間に仕上げました。本格的なリフォームを手がけたのは初めてでしたが、ビルのワンフロアということもあって、新築とあまり変わらない感覚で、設計を進めましたね」と田辺さん。

プライベートスペースである寝室とバスやサニタリーの水廻りスペースのみを壁で区切り、キッチン&リビング・ダイニングを大きなワンルームとした住まいが完成しました。大きな特徴は、キッチンスペースの横の通常はダイニングスペースとなる場所を、ホームシアターを配したリビングとした点。もてなし上手のS夫妻ならではの間取りです。キッチンカウンターも、リビングのソファに座った際に、キッチンの内部が見えない高さとするなど、細部にまでこだわっています。また、ホームシアターもかなりの充実振り。

「機能とインテリア性が両立した上質なリビングシアターとなりました。PUREVISIONを設置することは、最初から決まっていたので、壁掛けできるよう施工。AV機器や5.1チャンネルのスピーカーの配線も、すべて隠してあります。近い将来プロジェクターを設置する予定があることから、プロジェクター用の配線口も確保してあるんです。また、お子さんが生まれた時には、現在ダイニングとしているスペースに間仕切りを設け、簡単に子ども部屋にできる設計としてます。家族の趣味やライフスタイルの変更に柔軟に対応できる住まいなんです」
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