photographs:MASAHITO JUGAME
バーバーチェアの間隔を広く取り、かつ作業台を置かないことでゆとりの空間を広げる。受付台もなくし、席での精算も提案。スーツを毎日着ている人が、美容院に行く感覚で足を運べる理容室を目指す。ショールームには、この他にも3種のサロンと待合のモデルがある。プロダクトはすべて、『タカラベルモント』の製品。


家電と暮らしのまっとうな関係を求め、取材を重ねるサイマルキャスターズ。今回は業務用機器やサービス空間にヒントを探すべく、タカラスペースデザインの赤坂ショールームを訪問。
「私たちは、関連会社『タカラベルモント』のプロダクツを使用した美容室や理容室、歯科医院などを建築・内装・施工しています。アメリカやヨーロッパのサロンを中心とした世界各国の理容と美容の店舗情報を、世界で最も蓄積していると自負。つねに新しいサービス空間を追求しています」と、タカラスペースデザインの小川正弘さん。まずは、落ちついた空間に従来とは一線を画す理容イスが並ぶショールームのコンセプトを聞きました。

「次世代型バーバーサロンです。美容室には行きづらくなってきたけれど、従来の理容室では満足できない方々が行きたいと思えるような理容室をイメージしています。快適なリラグゼーションを与える心やすらぐ癒しの場であることと、技術面ではトリートメントなどのケアを主体とすることを提案。髪と心に潤いを与える空間こそ、求められる理容室だと考えています。例えば、待合に座り心地の良いイスを置いたり、イスの間隔を広く保つことで、おもてなしを意識したラウンジレベルの空間へと変わります。飛行機はエコノミー、ビジネス、ファーストとイスでクラスが決まりますよね。待ち時間や散髪とイスに座る時間が長い理容室も、イスや環境を整えることで、店の価値や客の満足度を上げられると思ってます。また、デザイナーの喜多俊之さんによる今まで見られなかったプロポーションの理容イス『ヴァリオ』など、癒しの空間から浮かないプロダクトもつくられるようになりました。一方、60年代にアメリカで使われていたバーバーチェアの復刻版も人気。デザインはそのままに、現代のテクノロジーを搭載してます。バーバーチェアは、高さや背もたれが電動で調整できますし、年齢や体型に関係なくベストポジションがとれる。市販されている中で、もっとも微妙な動きをするイスでしょう。最近はカラーバリエーションやデザインも豊富ですし、個人でも購入できます。デスクチェアにしたりと、家に持ち込むのもいいですね。昨年誕生した全自動洗髪機『アクアバイブロ803』は、病院や養老院でも使われています。よかったら体験してみますか? 水流洗浄で頭皮マッサージ効果もありますよ」(小川さん)


「ぜひとも!」と、サイマルキャスターの浜田氏が体験しました。「未体験の気持ち良さでした。設置サロンを教えてください、通います」


お話してくれたタカラスペースデザインの小川正弘さん

喜多俊之さんがデザインしたバーバーチェア『ヴァリオ』のアスペンカラー(6色展開・67万円〜)。
タカラベルモント タカラスペースデザイン 赤坂ショールーム
東京都港区赤坂7丁目1番19号
TEL.03-3404-5691

全自動洗髪機『アクアバイブロ803』体験中の浜田氏。「未体験の気持ち良さ!」
text:NET/PRINT SIMUL CASTERS

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