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「Not just for astronauts ‐for
everyone(誰もが行ける私たちの月旅行)」をモットーに掲げる「ルナ・クルーズ・プロジェクト」。実行委員会は技術者、デザイナー、経済学者などで構成。誰もが宇宙を身近に感じることのできる環境と、文化の創造を目的としています。目下の第一目標は、2015年の月旅行。13年後、宇宙旅行は身近なものとなっているのでしょうか?
サイマルキャスターズは、5月にhhstyle.com原宿神宮前SHOPで開催された「ルナ・クルーズ・プロジェクト」のエキシビジョン「Lunar
Cruise2002」へ。実行委員会のメンバーであるロボットデザイナーの松井 龍哉さんにお話を聞きました。
「宇宙に行って何をしたいか?という視点から、技術者とデザイナーが一緒に取り組んでいるのが、ルナ・クルーズ・プロジェクト。経済効果も考えていき、月旅行を産業として成り立たせることが最終目標です。 今回のエキシビジョンは、『宇宙から地球を見る』体験の重要性を考えて構成しました。この方向性を決定付けたのは、昨年9月11日のテロに対する宇宙飛行士の『地球が汚された』という発言でした。我々も地球を球体として捉える感覚が欲しい、そして必要だと強く感じたんです。こういったデザイナーの発想に、テクノロジーを融合させた月旅行を提案しています。 設定があくまで2015年なので、月に地球のような高級ホテルを建てることは不可能。それに月旅行は、神秘的な体験になるはずだからアミューズメント性は不必要だと思いました。そこで生まれたアイデアが、シュークリームハウスです。地球の1/6の重力で、胎児のように漂える部屋。スポンジ状の壁からは地球や太陽の光が透けて見え、地球というものは何なのかとか、人生や生き方について思いを巡らす神聖な場となります。いろんな人が、自分なりに自分の起源について考えられる空間づくりを意識しました。 従来の宇宙開発デザインは、都市開発から入る特別な専門分野といったイメージが強く、施設づくりも月の砂を固める発想からはじまる。そんな地下牢獄のようなシェルターでは、月旅行への創造や夢は膨らみませんからね。ルナ・クルーズ・プロジェクトでは、いろんな発想を持ったクリエーターに、どんどん参加して欲しいと思ってます。そうなれば、アイデアはさらに広がっていくでしょう」。
最後に質問しました。2015年、本当に月に行けるのでしょうか?
「行けますよ。そう信じて、イメージを続けることが大事なんですよ」
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