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2006.11.15 UPDATE

秡川寿美礼の「実践!インテリア改善計画」


快適インテリアコーディネート術 夢をかなえる!リフォーム術

19.収納がうまくいかないのは誰のせい?

今年も残すところ2ヶ月を切りましたね。そろそろ年末に向け、大掃除のことも気になりますね。
そこで、今回はなかなか収納がうまくいかない原因と、物が増える悪循環についてお話します。
まずはしっかり原因を見極めて、根本的な対策をたてられるように準備しましょう。

収納がうまくいかないのは家事能力がないから?

 

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「何を」「どこに」「どのように」しまうのかということが、住み手の暮らしと持ち物に合わせて設計されてこそ、収納がうまく機能するようになります。
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住まいには、多種多様な大きさ、形、用途の物が混在していますが、これらを適切に分類・整理して、しまいやすく、取り出しやすいように収納し、かつインテリア空間としてのまとまりや快適性を生み出すのはかなり難易度の高い、プロの領域の仕事。

ところが住宅の設計に携わっている男性の多くは収納や、使いやすい収納がものをいうキッチンの設計はギブアップ!という方も多いのが現実です。

分譲マンションや建売りの戸建て住宅、建築家に1から住宅の設計を依頼する場合も含め、設計担当者が住宅本体の図面をキッチンメーカーや収納家具メーカーに渡すと、それに合わせて商品をうまくはめ込んでくれるので、それをそのままお客様に提案するという方法が取られている場合が多いのです。

収納や、キッチンが『家の付属品』として売られる状況下では、メーカーにとっての一番のお客様は、ゼネコンやハウスメーカー、工務店といった家の造り手になりますので、メーカーは一番の『お客様』のため、簡単に施工できて、単純な箱の組み合わせで設計できる商品を作ることになるわけです。

そのため、生活のしやすさを大きく左右する収納や、キッチンに対して、住み手の細かなニーズが直接メーカーに伝わらない状況が、延々と続いてきているのです。
持ち物には趣味や個性が表れるため、個別に収納の設計をきちんとやりはじめると大変な仕事です。

ところがこの部分をパスして、数種類にパターン化された収納がついてしまうのですから、後から使い方を工夫しなければらならないという難しい宿題が住み手に残されてしまうのです。

部屋が片付かないのは、家事能力がないからではなく、単純に設計が行き届いていないから、という場合も多いので、逆に言えば改善の余地有り!なのです。

 
 
物をしまうために物が増える?
   

通販や100円ショップなどで人気の収納グッズ。使いづらい収納スペースを使いやすくする優れものなのですが、中には、“物をしまうために物が増える”という悪循環にはまってしまう方を時々見かけます。

ちょっとエスカレートしてしまったケースでは、せっかくオーダ−で収納家具を作ろうという時に、「この収納グッズが使えるように家具を設計してください」というような例も...。

せっかく1から使いやすく設計するチャンスなのに、収納グッズに合わせて使いづらい収納家具をわざわざ作るのでは本末転倒ですよね。

未熟な収納設計の住宅が多いために、収納便利グッズを使いこなすことが当たり前のようになっているのはとても残念なことですが、もしも、リフォームや家具をオーダ−するチャンスがあるのであれば、“本来は何を、どこに、どんなふうに収納するのかよいのか”原点に立って考えてみることをおすすめします。


■「収納」関連記事一覧
03.収納の基本って?
04.いまある収納をプチリフォーム
05.収納家具オーダーのコツ
19.収納がうまくいかないのは誰のせい?
20.年末は持ち物整理のチャンス!
21.システム収納家具選びのポイント

 
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