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vol.03 光と色のコーディネーション
前回は、上手にカラーコーディネートをするための手順や注意点をお話しましたが、具体的に候補の色を絞り込んで決定していく際には、インテリア特有とも言える、もう1つの重要な要素を考慮する必要があります。
あまりにも当たり前のことなので意識することがないかも知れませんが、光の入らない真っ暗な部屋の中では、部屋の中の色の違いを見極めることができません。私達が色彩を認識できるのは、太陽や照明の光があってこそ。また色の見え方は光の色合いや明るさによって変化するので、インテリアのカラーコーディネートを考える際には、それぞれの室内で『どんな色に見えるか』ということを念頭におきながら決める必要があるのです。 そこで今回は、住宅によく使われる照明と、色選びのポイント、おすすめカラーコーディネートの例をご紹介します。
STEP1 蛍光灯の部屋のカラーコーディネート

最近は蛍光灯といっても、柔らかな色合いの電球色の蛍光灯も出回りはじめましたが、オフィスに使われているような青白い光を放つ蛍光灯を使うこともまだまだ多いはず。その場合はインテリアの色選びに注意が必要です。
まず避けたい色はブルー系統の色。カーテンなどの大きな面積に使うと青みがさらに強調されて、室内にいる人の顔色も青白く見えがちです。
また、例えば白い壁といってもよく見るとクリーム色がかった白やグレーがかった白があるのですが、グレーがかった白い壁の場合は、照明は十分な明るさがあるのに、薄暗い印象の部屋になってしまうことがあります。
青白い光の蛍光灯を使う部屋には、青味が気にならないクリーム色やオレンジ系の色など、暖色系の色のコーディネートがお勧めです。

悪い例

STEP2 白熱灯の部屋のカラーコーディネート

ろうそくの炎の色に近い赤みがかった白熱灯の部屋では、寒色系の色を使っても問題がありませんし、クリーム色やレンガのようなオレンジがかった茶色などもとても綺麗に見えます。
ただ、白熱灯と暖色系の色を組み合わせる場合は、冬はとても暖かい感じがして良いのですが、夏になると暑苦しい感じがいなめません。
そんな時は暖色系の色を使う面積があまり多くならないように調整したり、暖色系の色にクールな色を少し加えてコーディネートすることをお勧めします。
良い例


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