ストレスと日々戦うために サウンドデトックス

VOL.1 何かとツラい6月の若手社会人へ、サウンドデトックスのすすめ

「音楽」×「脳」の実験

実験2 音楽の聴き方 × サウンドデトックス

COE検査

  • 音楽の聴き方によって、脳番地への作用が異なるのか?
    例えば、スピーカーとイヤホンにどのような違いがあるのか?
  • もし、スピーカーとイヤホンで脳番地に与える影響が違うなら、どのような使い分けが提案できるのか?

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スピーカーはイヤホンに比べて、3分間で4倍! 耳に優しい

スピーカーとイヤホンでは聴覚系脳番地で、顕著に酸素消費量が4倍酸素を消費していることが分かる。3分間3曲の音楽を聴いているとイヤホンでは、スピーカーに比べて早く、耳が疲れてしまう。
スピーカーは長時間聞き続けても、酸素消費負荷がイヤホンよりも少ないから、耳に優しい。

部位:右半球一次聴覚野

グラフ:イヤホンとスピーカーでそれぞれ3曲聴いている間、酸素消費累積加算3分間

スピーカーとイヤホンでこんなに違いが!

スピーカーとイヤホンで1分ごとに3曲、全3分間の曲を被験者が聴いた時、スピーカーに比べてイヤホンでは、左右の聴覚系脳番地と伝達系脳番地でより強い酸素消費が観察されました。特に聴覚系脳番地では、スピーカーに比べて、イヤホンでは3分間で4倍の酸素消費が起こります。
これは、イヤホンでは、いわば強制的に耳に音楽が入れられることに対して、スピーカーでは被験者と音源との距離や空間の位置関係があるので、音を被験者が主体的に取り入れる自由があるからです。
つまり、イヤホンは、半強制的に聴覚系脳番地へ集中させたい時の聴き方に効果的です。 ただ、イヤホンでは、聴覚系の脳番地の活動性だけでなく、伝達系の酸素消費が強く起こるので、昼間に受けるストレスと同じような脳番地を強く刺激しかねませんので、 疲れ具合を気にしながら利用しましょう。

一方、スピーカーは、脳に負担を少なくして、脳の疲れを取るサウンドデトックスのためには、最適な聴き方です。
脳番地の働きを強制するのではなく、伝達系を休ませながらも、主体的な自由を思考系脳番地に確保しながら、音楽を聴きたい方に是非、お勧めです。

スピーカーによって主体性=ベキ感覚よりタイ感覚(want)を引き出す

さらに、音楽をただ漫然と聴くのではなく、自分から聴こうとする意識が大切です。
そういう状態をつくるには、イヤホンではなくスピーカーで聴くことが実は大事なのです。 耳という人間のローカルな領域に直接情報がはいるので、聴こうと意識せずとも聞こえてしまうのがイヤホン。
しかしスピーカーは、空間の距離があるため聴こうという意識が必要になります。
イヤホンは音楽を「聴くべき(should)」にしてしまいますが、スピーカーは「聴きたい(want)」という主体性を生み出すのです。」
イヤホンには、強く聴覚系脳番地に集中させて、外の世界との遮断効果がありますが、 長く使いすぎると伝達系ストレスをより強めかねません。 スピーカーは自由に考えたい、開放感に浸りたいときなど、多様なサウンドデトックスメニューが考えられます。

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こちらに掲載の情報は、2010年6月のものです。現在取り扱いのない場合がありますのでご注意ください。