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ACCO IN-Ceiling Speaker/In-Wall Amplifier

理想の音との暮らし 家族それぞれの音とのつきあい方を快適に

語学学習や歌の練習など音の再生の仕方は家族それぞれ

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家づくりにあたり、家全体に環境音などを流せるようにしたいと考えた私。
スピーカーは全て天井に埋め込んで、1カ所で全ての部屋の音のコントロールができないかと考えていました。
ところが、コストや音質のほか、家族それぞれの使い勝手を考えると、我が家ではあまりいい方法ではないことがわかってきました。

考えてみれば、音の再生の仕方は目的によって変わってきます。
環境音ならとぎれることなく再生するのがベストですが、語学学習や歌の練習なら繰り返し再生することになり、手元での操作が必要です。また、それぞれの生活時間帯によって、音を出す時間帯もバラバラです。


かく言う我が家も、生活時間帯がバラバラの家族。父は早朝から起き出してラジオを聴いたり、外国語の会話の練習をしたり。母は、日中に日舞の練習をして、夜寝る前は曲を覚えるために繰り返し聞くのが日課。休みの日に、お料理などをしながら環境音やラジオさえあれば良い私とは全く違う音とのつきあい方です。

目的を絞り込める商業空間の「音環境」づくりと違い、住まいの「音環境」づくりは、もう少し複雑。まずは家族全員のライフスタイルと音とのつきあい方を把握して、それぞれの使い勝手を含めたきめ細かい配慮が必要だということに気づかされました。


気兼ねなく音を出して楽しめるのが理想の環境

私が子供の頃、ピアノを習う事がちょっとしたブームになった時期がありました。みんなが学校から帰る頃になると、あちらの家からもこちらの家からもピアノを練習する音が一斉に聞こえ始め、ほとんど競争のような状態。

エアコンはなかったので、夏はどこの家も窓は開けっ放し。練習ですからしかたありませんが、“音楽”になっていないピアノの音がごちゃ混ぜになって聞こえてくるのですから、それはもう聞くに堪えない騒音でした。

ご近所には、子供のいない世帯や、受験生を抱えているお宅もあったのですが、ありがたいことに苦情がでることはありませんでした。ただし、“夕食の前までには練習を終える”というのが、ご近所中の暗黙の了解だったようで、夜になるとピタリと静かになったことを覚えています。

一方現在では、同じ家族といえども生活時間帯がバラバラなお宅も少なくありませんし、日常の生活音が原因でご近所トラブルが起こる世の中。集合住宅や住宅密集地では、それなりの防音対策をすることが必要になってきています。家族のそれぞれの「音」とのつきあい方を視野にいれ、楽器の練習をするお部屋には防音設備を施したり、昼夜逆転した生活を送る家族の寝室の位置を考慮したり、オーディオ機器の設置位置を考慮したり、ナイトリスニングモード等の機能を活用したり、考えてみるといろいろと方法はあります。

家族やご近所に配慮したり、“お互い様”の気持ちが伝わることで快適な暮らしができていた事は貴重な経験ですし、決して忘れたくありませんが、住まいや設備などハード面で解決できることは、予算の許す範囲でしておきたいものです。

好きな時に音楽を聴いたり、繰り返し語学学習をしたり、それぞれが気兼ねなく自由に楽しめる暮らし。
それが私の『理想の音との暮らし』です。

プロフィール

秡川 寿美礼(はらいかわ すみれ) プロフィール

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